MUKU-DATA  リバーテーブル 欅+エポキシ樹脂(レジン)
           GRAPH 田辺良允 一級建築士事務所
最近、辺材付近の傷んだ材を逆ブックマッチで使い、
エポキシ樹脂を流し込んだリバーテーブルを
よく目にするようになった。
数年前から海外のサイトでこのリバーテーブルや
着色した樹脂を木材に含浸させたスタビライズドウッドなど目にしていたが
このハイブリッドな木材、何か新たな素材として活用できそうだ。
数か月前にリバーテーブル用木材を探していると訪ねてきてくれた田辺さんの事務所に
先日それがどうなったか?お邪魔してきた。
普段は設計業務でハードワーク、ここはブラック事務所と言っていたが
レジンを使った加工は息抜き?
もともと何か良いテーブルないかなぁ・・?と探していたら
このリバーテーブルを見つけ気に入ったものがなかったので
だったら自分で作ればいいじゃん的なことから初めてらしい。
作業小屋のガレージは床にレジンが漏れてへばり付いた後もあって
作りながら仲間とワイワイやっているようです。
まだ5~6台?数台作った程度で試作段階のようですが、
何だか楽しみながらやっている感じが伝わってくる。
商売っていうよりは楽しいから、自分が設計した空間にこれが欲しいって人がいたら
作っているって感じかな・・
このリバーテーブル、木のバランスとレジンのバランス
その配置の仕方で好みも分かれるしセンスがあうかどうか?的な感じで
どっちかというとDIY的なテーブルかもしれない。(でも実際に作るのは相当手間を要し難しい作業ではあるが)
自分が思い描く曲線、川のなる部分の色やさざ波、
木が作り出した自然な形を利用しながら組合せていく行為、
何だか自分でも作ってみたくなりませんか?
リバーテーブルもそうだけど
そこに置かれたものもあいまって事務所内は田辺さん色を感じる空間になっていました。
「楽しい」って大事ですよね、
最近忘れてたかも。。。

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